
「自分の肌の質がよく分からない…」「肌質って体質・遺伝が原因なの?」そんな声を耳にします。
最新の化粧品・いろいろな美容法が溢れかえっていて、何がなんだかよく分からなくなってなっていませんか?
実際のところ、誤った情報を信じてスキンケアをした結果、かえって肌を痛めてしまうケースもあります。
そんな状態になりたくないですよね?
「美しい肌」になるために必要なことは難しくありません。「肌のつくり」・「肌のはたらき」など基礎的な知識を身につけた上で毎日ケアする、ただそれだけです^^
この記事では、「肌質の種類とタイプ別の特徴」・「肌質の変化」について分かりやすく解説しています。
もしあなたが「肌質のことが分からない」のであれば、かならず役に立つでしょう♪
肌質の種類は4タイプ
肌質というと「普通肌」や「乾燥肌」は、よく耳にします。
あなたは、自分の肌質をどのように認識していますか?
実は、肌質を見分けるには基準があるんです。具体的には、「水分量」と「油分量」の比率で決定します。
このことを理解した上で自分の肌の質を把握できている人はあまりいません。
そこで、誰でも自分の肌質を把握できるよう、以下の説明で「肌質の診断方法」をお教えします。

自分でチェックできるのね♪
肌質の種類をチェック!
まず、「肌の水分量」が多いか少ないかを縦軸・「肌の油分量」が多いか少ないかを横軸、として整理します。
そうすると、「肌質の種類」は全部で4タイプに分けられます。
肌質のチェックを行うタイミングは「朝・顔を洗う前」、チェック方法は「自分で頬をさわり、肌の質感を確認する」です。
下の「肌質タイプの診断図」を見ながら確認してください。

それでは1つずつ特徴を説明しますね^^
あなたは、どのタイプに当てはまるでしょう?
タイプ1:脂性肌
図の右上に位置する「脂性肌」は、「水分量・油分量ともに多いタイプ」の肌です。
肌質チェックをした結果、油分(皮脂)が肌の表面に浮きあがってベタベタしている場合、「脂性肌」といえます。
タイプ2:乾燥脂性肌
図の右下に位置する「乾燥脂性肌」は、「水分量が少なく、油分量が多いタイプ」の肌です。
肌質チェックをした結果、油分(皮脂)でベタベタする感触があり、かつ、一部にカサつきが見受けられる場合、「乾燥脂性肌」といえます。
タイプ3:普通肌
図の左上に位置する「普通肌」は、「水分量が多く、油分量が少ないタイプ」の肌です。
肌質チェックをした結果、①ベタつき・②カサつき、ともに感じない場合、「普通肌」といえます。
タイプ4:乾燥肌
図の左下に位置する「乾燥肌」は、「水分量・油分量ともに少ないタイプ」の肌です。
肌質チェックをした結果、カサつきが目立ち、かつ、肌が突っぱった状態の場合、「乾燥肌」といえます。

ワタシって乾燥脂性肌だったのね!
「混合肌」って耳にするけど?

「Tゾーン」がベタベタして、「Uゾーン」がカサカサしている肌のことを「混合肌」と呼ぶ人が多いようですが、そもそも人間の肌は、顔の全体がまんべんなく全て同じ状態の方がめずらしく、世の中のほとんどの人が「UゾーンよりTゾーンの方がベタベタ」します。
つまり、誰もが「混合肌であることが普通」です。だから肌質チェックの際に「頬(Uゾーン)で確認する」んです。
日々のスキンケアに使用する基礎化粧品などもUゾーンに合わせて選びましょう。
その理由は、TゾーンよりもUゾーンの方がデリケートなため、1つ1つのケアの影響が反映されやすいからです。
肌質の変化について
肌は女性ホルモンの影響を受けて変化します。
具体的には、卵巣から分泌される「エストロゲン」の分泌量の増減によって変化するのですが、この「エストロゲン」は、7歳までは少しだけしか分泌せず、思春期から急激に増え、20代でピークに達します。
その後は、卵巣の機能が徐々に衰えはじめる30代後半から減少し、40代に入ると急激に減ります。45歳を過ぎると、分泌量はさらに低下し、いわゆる「更年期」の症状が少しづつ現れはじめます。

階段みたいに変化するんだ。
人によって違いはあるものの、「肌質の変化のタイミング」は、15歳・25歳・35歳・45歳・55歳となることが多いです。
終わりに
個人差はありますが、肌質は「年齢ごとの変化」が起こり得るものです。
ある時期に「自分に合っている」と思い、習慣化したスキンケアをず〜っと続ける方がいらっしゃいますが、10年以上同じスキンケアを続けるのは、基本的には避けたほうがいいでしょう。
定期的に肌質チェックを行い、診断結果に合うケアに変えていくことも「美しい肌」を維持するために大事なことですからね^^