
この記事は、「UVケア」について分かりやすく解説する記事です。
「肌のシミ・しわが気になる…(泣)」そんなあなたのために書きました。
美しい肌を維持したいと少しでもお思いなら、わずかな時間お付き合いください。
最後まで読むと、「正しい意味とポイントを押さえたUVケア」ができるようになりますよ^^
UVケアとは?正しい意味をCheck!
紫外線は肌に悪いという知識は持っているものの、ポイントを押さえたUVケアをできている人は多くないのが現状です。
その要因と考えられるのが、「紫外線自体が目に見えないこと」と「肌へのダメージが表面に現れてくるまで時間がかかること」。
紫外線の何が怖いのか、それは・・・単に日やけするだけでなく、肌のシミ・しわ・たるみといった「肌老化」を早めてしまうことです。
まずはじめに、UVケアに詳しくなるための必須知識である紫外線について、正しい意味を押さえておきましょう。
紫外線の予備知識
最近では、何らかのUVケアをしている人が増えてきました。
でも、先ほどもお伝えしたとおり「ポイントを押さえたUVケア」ができている人は多くありません。
何が言いたいのかというと、コンビニで売っているUVケアアイテムを朝に一度塗って安心している人が多いということなんです。
正しい意味を知ってもらうためにハッキリ言わせてもらいますが、日焼け止めクリームを朝に一回塗ったくらいのケアで、紫外線を完璧に防ぐことはできません。
紫外線とは?

太陽光のうちの約半分、つまり約50%が「可視光線」で、約45%が「赤外線」、残りの約5%が「紫外線」です。
太陽光というと真っ先に「まぶしい」・「暑い」というイメージが湧くかもしれませんが、それもそのはずです。
というのも、「まぶしい」と感じるのは約50%を占める可視光線によるもので、「暑い」と感じるのは約45%を占める赤外線によるものだから。
それに対して紫外線は、まぶしいことも暑いことも無いので、どれだけ浴び続けても体感できないんです。
このことから「体感できない=害が無い」といった間違った解釈をしてしまい、結果として、肌へのダメージを蓄積している人が多いという現実があります。
紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)があります
地上にまで届く紫外線は、その波長によって「A波」と「B波」に分けることができます。
この2つの他に、地上にまで届かない紫外線として「C波」があるのですが、地上に届かないC波について解説する意味はありません。なので、今回は触れないことにします。
A波とB波には、それぞれ特徴があります。以下で、1つずつ見ていくことにしましょう。
A波(UV-A)の特徴
真皮まで届き、肌のしわ・たるみの原因となるのがA波(UV-A)です。
320〜400ナノメートルの波長を持っていることから、「長波紫外線」とも呼ばれます。
エネルギー自体は弱いものの、徐々に肌の内部へと浸透し、主に以下の3つの悪影響を引き起こす原因となりうるのが特徴です。
- サンタン(=皮膚が黒くなってしまうこと)
- コラーゲンの老化
- 皮膚がん(=光発がん)
ちなみに日焼けサロン(=いわゆる「日サロ」)の日焼けマシーンは、このA波(UV-A)を照射するものが多いです。
太陽光の中に含まれる量としては、B波(UV-B)よりA波(UV-A)の方が10倍〜100倍も多いというのが通説なので、エネルギー自体が弱いからといって軽視するのは止めたほうが良いでしょう。
B波(UV-B)の特徴
表皮にダメージを与え、日焼けの原因となるのがB波(UV-B)です。
280〜320ナノメートルの波長を持っていることから、「短波紫外線」とも呼ばれています。
エネルギーが強く、主に以下の3つの悪影響を引き起こす原因となりうるのが特徴です。
- サンバーン(=皮膚が赤くなってヒリヒリすること)
- コラーゲンの老化
- 皮膚がん(=光発がん)
ちなみに、いわゆる「日焼け止め化粧品」は、B波(UV-B)をさえぎるためのものが先に製品化されました。
しかしその後、A波(UV-A)もコラーゲンの老化や皮膚がん(=光発がん)の原因になりうることが分かったため、現在においては、「A波(UV-A)とB波(UV-B)の両方を防ぐもの」も開発され、主流の製品として販売されるに至っています。
切りが良いので、正しい意味の解説はここまでにしておきますね。
要するに、UVケアというのは「しみ・シワ」だけでなく、「老化そのものを予防する手段」というのが正しい意味です。
日焼け止めの基本を押さえましょう

さて、ここからは「日焼け止めの基本」を解説していくことにします。
市販されている日焼け止めに、以下の2つの数値が表示されているのを一度は見たことがあるはずです。
- SPF(=サン・プロテクション・ファクター)
- PA(=プロテクション・グレード・オブ・UVA)
このSPF値は、紫外線の中でもB波(UV-B)を遮断する力を示しており、何も塗っていない皮膚と比べて、サンバーン(=皮膚が赤くなってヒリヒリすること)の兆候があらわれるまでの時間を、何倍に引き延ばせるかの目安となります。
なお、日焼け止めのSPF値が50を超える場合、すべて「50+」と表記するのが現時点におけるルールです。
これに対してPA値は、名前から想像できるとおり、紫外線の中でもA波(UV-A)を遮断する力を示しており、「① +」・「② ++」・「③ +++」・「④ ++++」の4段階で表示されるのが特徴です(※「PA++++」が最もA波を遮断できるということ)。
日常的には、「SPF20」・「PA++」くらいの値が表示されている製品を使うのがオススメですが、仕事・レジャーを問わず、長いあいだ太陽光に当たるときは、いま言った数値より上のものを使うと、ポイントを押さえた正しいUVケアができますよ^^
日焼け止めを塗る量

ここまでの解説で日焼け止めの基本をご理解いただけたと思いますが、注意しなければならないのが「日焼け止めを塗る量」です。
実は、SPFもPAも皮膚1平方センチメートルに対して2ミリグラムの日焼け止めを塗ったときの値として算出されています。
なので、それにのっとって塗らないと、製品に表示されているとおりの効果を得ることができないんです。
たとえば顔全体に塗る場合であれば、「500円玉大」くらいが丁度いい量と言えます。
ケチって500円玉大の半分くらいの量で塗ってしまうと、その効果は、本来の半分以下まで下がってしまうため、どうせ使うなら、「所定の量」を守って塗るようにしてくださいね。
UVケアの5つのポイント
さあ、いよいよ最後のパートに移ります。
「UVケアって夏の晴れた日にするものでしょ?」そうおっしゃる方がまだまだ多いのが現実。
でも、それは間違った認識です。
肌寒い季節でも、紫外線は地上に降り注ぎます。
気を抜いているあいだに浴びた紫外線のダメージは、蓄積され続けると「しみ・シワの原因」になってしまいます(泣)。
なので、そうならないよう以下の5つのポイントを押さえて対策を万全にしましょう!

ポイントその1:日陰にいるとき
紫外線は2つの光からなっています。
1つ目は、地上まで届く「直射光」。2つ目は、空気中で色々な方向に広がる「散乱光」。
日陰にいるときは紫外線を気にしなくてもいいと思いがちですが、盲点があるんです。
それは・・・直射光は届きにくいものの、散乱光を浴びることは避けられないということ(泣)。
たしかに日陰は日向よりマシですが、それでも一定量の散乱光を浴びることになるので、UVケアをするに越したことはありません。
ポイントその2:部屋の中にいるとき
紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)があるということはすでにお伝えしたとおりですが、その2つのうち、「A波(UV-A)」は窓ガラスを通過してしまいます。
つまり、建物の中はもちろん、車の中にいても油断はできないということ。
屋内・車内で過ごす際も、きちんとUVケアを講じておくようにしましょう。
ポイントその3:曇り空のとき
A波(UV-A)の特徴のところでも言いましたが、紫外線は雲を透過して地上まで届いています。
なので、空がどんより曇っていたとしても、しっかりUVケアを行い、肌へのダメージを溜めないような対策をしましょう。
ポイントその4:夏以外の季節
肌寒い春や涼しい秋は、夏と違ってUVケアが適当になってしまいがち。
勘違いをしている方が非常に多いのですが、紫外線は夏のあいだだけ地上に降り注いでいるわけではありません。
涼しい季節のときも降り注いでいるのです。
なので、暑いときだけUVケアをすればいいという認識は改め、夏以外の季節も日焼けに用心するようにしてください。
ポイントその5:長袖を着ているとき
これは少し高度な対策なのですが、万全を期すために一応お伝えしておきますね。
日焼け予防のために長袖の服を着るようにしている方がいますが、実際のところ、紫外線は洋服をも通過してしまうんです(泣)。
何が言いたいのかというと、単に長袖の服を着るだけでは不十分ということ。
どうせ着るなら「UVケア加工」のしてある長袖を着用して、紫外線の通過を防ぐようにしましょう。
終わりに
いかがだったでしょう。
この記事では、UVケアについて、関連する情報を交えながらお伝えしました。
これであなたは、「正しい意味とポイントを押さえたUVケア」をすることができます♪
肌のシミ・しわが少しでも気になっているなら、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。
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